2015.07.21 Tuesday name :
shoko39108
ヒマ♪ヒマ♪ヒマナンデス♪
こんにちは。
すっかり夏ですね。
夏になると、色んな事を思い出します。
ということで今までしてきたバイトの良かったところや合わなかったところ、
思い出などを思い立った時に出来るだけ時系列にそって綴ろうと思います。
可能を不可能にしてきた女シリーズ
第一回『16歳、初バイトは居酒屋さん』
『あんた、いつになったらバイトすんの?』
晴れて高校一年になった私は、母親からそう言われた。
というのも、高校一年になっても相変わらず特にやりたい事も無く待てど暮らせど帰宅部だったからだ。
当時の私は高校に入ってクラブ活動をするなんていう発想自体が頭に無く、
また特にめちゃくちゃ欲しい物も無いという、
困ったほどに無気力な人間だった。
将来フリーターになる人というのは、その片鱗を若い頃から見せているものだと思う。
あくまで私の考えだけど、
学生時代に部活動をきちんと続けて頑張れる人は社会人になってもしっかり歩いてる。
だから私は部活動頑張った人はすごいと思う。
その頃の私といえば夕方家に帰っては再放送の『お金がない』や『GTO←反町隆史』、『ふりかえればやつがいる』をじっくり見る。
あと『ストップひばりくん』や『パタリロ』、『ハイスクール奇面組』もやってたような気がする。
それが本当に一番幸せな時間だった。
正直、自分が親だったらぶん殴りたくなるわ←
そんな時、私にバイトを紹介してくれたのが友人Yちゃん。
Yちゃんが働いてた個人経営の居酒屋さんがバイト募集してるとのことでお誘いしてもらった。
わーい、バイトが決まったぞぉ!
と、なんだかんだ初バイトにワクワクしていた私だったが、
居酒屋さんの忙しさとパートのおばちゃんの怖さというものを人生で初めて知る事となる。
ビール瓶の栓も抜けないポンコツさ
『ビール!用意して!』
おばちゃんの声が開店した厨房で響いた。
もうその時点で私の緊張感はMAXだった。
どこだ!
ビール瓶どこだ!
あ!
えっ?あれ…か?!
あれか、キリンか!あれだな!あったぞ!よーっし!!
………?
………( ゚д゚)???
…!?
これどうやってあけんの?!
そう、栓抜きを家で見たことはあっても実際使った事がなかったのである。
私はビール瓶をあける事すら出来ず、
ただただ挙動不振になり、
まるで初めて道具を持った人類のようだった。ウホウホ
ガッチャガチャ栓抜きでやってみても無理だったので私はおばちゃんに、
『せ、栓抜きのやり方がわかりませぇん…!』
と泣きついたところ、
『アホちゃうかっ!もうええ、これ持ってって』
となんかめっちゃ熱い釜飯渡された。
『アッツッッ!!!!』
シュッワーーーッッッチ!
熱かった。すっごい熱かった。
トレイにのせてお客さんのとこまで運ぶ。
しかし、熱かった。
熱かったのです。
そんな私は驚くべき行動に出る。
釜飯乗せたアルミトレイごとお客さんに出す。
お客さん『(*^^*)?』
私『(*^^*)oO(召し上がれ…』
おばちゃん『バカタレがあ!!!!』
ですよねーーーーっ!!!!
完全にポンコツと化した私はその後おばちゃんの指示を聞き取る事が出来ず、
『言われた事は耳をダンボにしてちゃんと聞いとけ』
という社会で生きていくために必要不可欠な言葉を頂いた。
紹介してくれたYちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
それとすごく感謝している。
もう十年以上昔の事だけど、
今でもあの初バイトの事は鮮明に覚えている。
落ちついて対応出来る人や、
どんな時でもめげずに元気な声を出せる人、
居酒屋さんのバイトが出来るという人はそんな人なんだと思う。
私は今でも居酒屋さんに行くと、
店員さんを見ては尊敬の眼差しを送っている。
すげぇよ。
マジ栓抜き出来るようになったのあの居酒屋さんのおかげ。
そんな私の初バイトでした。
次回は『16歳の冬休み、郵便局編』です。
してないでしょうけども、期待せずにお待ちください。